バイオリンのお値段いくら?

ピンキリって言うけど、具体的にいくら?

「バイオリンは楽器が高くて、簡単に習い始められないイメージがある。」
 
「バイオリンに比べたら、ピアノのほうが習いやすい。」

 

子どもの習い事を考えるとき、いちどはこんなことを思ったのではないでしょうか。

 

メディアでは何億円とか何千万円という、驚くような値段の楽器ばかりが話題になるので「バイオリン=すごく高い」というイメージを持たれるのだと思いますが、実際はピアノと同程度の予算で始められる楽器です。

 

今回は、バイオリンの値段の考え方の一例を紹介します。

 

「ピアノは気軽に始められる楽器」と考える人は多いのですが、家庭用のアップライトピアノの価格の目安は新品で40~50万円からと言われます。それでもピアノなら始めやすいと思われているのは「ピアノは一度買えば買い替えがないから、長い目でみたら高い買い物ではない」という理屈なのだと思います。

 

一方で、バイオリンには子ども用のサイズがたくさんあり、体の成長に合わせて買い換えていく必要があります。仮に4歳から始めて中学生で大人用のバイオリンに到達するとした場合、だいたい5種類の楽器を購入することになります。

 

厳密に言うと「1/16」という最も小さいサイズから使い始めた場合は大人用のフルサイズまで7種のサイズ展開があります。でも、必ずしも全てのサイズを使うわけではありません。体の成長の著しい時期はサイズをひとつ飛ばして替えることもあるので、平均すると1人が使うサイズは5種類くらいではないでしょうか。

 

意外かもしれませんが、十分な音を出せる新品のバイオリンは、予算6万円程度で買えます。入門時から大人用の楽器まで5種類のサイズが必要だとすると、約30万円で5種類そろいます。こう考えると、ピアノより安く済むかもしれません。中古やレンタル品を選択すれば、さらに予算を押さえることも可能です。

 

安いバイオリンでも、弾き込んでいくうちに自分の音を作り出せるようになります。高価な楽器ほど良い音が出るということに違いないので、より良い音の楽器を欲しいと思うようになったら、その時考えれば十分です。おそらくそれは何年かレッスンを続けてから、大人用の楽器に到達するころではないでしょうか。

 

予算の考え方は人それぞれなので、最初から安い楽器じゃダメだという意見もあって良いと思います。でも、値段の高いものを見たらキリがありません。楽器のお値段が気になって一歩踏み出せないのだとしたら、上のような考え方も参考にしてみてください。