高学年生だけど、弾く内容は5歳の子と同じ?

高学年だけど、1ヶ月で弾けるのは5歳の子と同じ?

まだ小学校に上がっていない5歳さんと、小学校6年生とでは、年齢で7歳も差があります。当然、6年生のほうが理解度も、できることも、進み方も、5歳さんよりずっと先を行っています。
 

「バイオリンやってみたいけど、5歳の子と同じ内容なんてイヤ」

 
小学校5、6年生にもなれば、幼稚園生と同レベルのことをするなんて嫌だと思う子もいるでしょう。親としても気になるポイントかもしれません。
 

しかし、同じ1ヶ月でも小学生と幼稚園生とでは進度が違います。レッスン時間の30分をずっと集中していられるのは高学年生です。年齢が低いと、30分のうち半分くらいは親に甘えているだけのことも珍しくありません。家では「1日10分」を練習の目安と伝えていますが、最初から1日10分練習できるのも、高学年生。低年齢だと最初のうちは3分で疲れてしまいます。
 

練習でも「なぜだろう」「こうしたら良いかな」と自分で考えて行動できるのは、やはり高学年生。こう考えると、1回のレッスン、1回の練習での進度が全然違うのがお分かりかと思います。ですから、5年生、6年生、上達の早いレッスン生には同じ課題曲でも上のレベルの技術を教えています。
 
 
5歳なら課題曲を弾くだけで精いっぱいかもしれませんが、5年生、6年生ともなれば、同じ期間内で、強弱をつけるて抑揚のある演奏に仕上げられる子もいます。初回のレッスンでは弓の持ち方も入門者用の簡易形を教えますが、5、6年生だと2回目または3回目レッスンから正しい持ち方で弾けるようになります。リズムを変えた変奏曲を弾けるのも、高学年生が多数。
 
 
バイオリンは幼少期から習うものというイメージが強いのですが、大人が想像する以上に難しい楽器なので、実際に短期間でも大きく飛躍できるのは、少し高度な説明も理解できる高学年生です。
 
 
5歳も高学年生も同じ課題曲かもしれませんが、曲の完成度は高学年生のほうが上です。完成形のイメージ、綺麗な音のイメージを持てるので、目標をしっかり持てる年齢だからです。
 
 

同じ期間でも高学年生は仕上がりが違います